supakopitokei.com高級腕時計ニュース の日記
-
カシオ2022年3月期通期決算と2023年3月期の見通しから
2022.05.16
-
カシオ計算機は5月12日、2022年3月期通期の決算発表と2023年3月期の見通しについてライブ配信した。少しずつ需要の回復を見せる国内経済とは裏腹に、中国のゼロコロナ政策による大都市ロックダウンやウクライナ問題、異例の円安といった国際情勢の影響を多くの企業が受けたこの四半期。カシオも例外ではなかったが、通期で見渡せば比較的堅調に推移した印象だ。
G-SHOCK MR-G「MRG-B5000」は国内でも大人気 早めの構造改革が第4四半期の衝撃を吸収
カシオの2022年3月期第4四半期実績は、売上高581億円、営業利益は20億円。利益率は3.4%となり、いずれも前年同期を割り込んだ。しかしその一方、通期累計では売上高2,523億円、スーパーコピー時計営業利益は220億円、経常利益222億円、当期純利益は159億円となり、対前年比32パーセントの増益となった。
今期実績と対前年比。第4四半期の落ち込みが激しいが、通期では堅調の範囲 この理由を、カシオ計算機 執行役員 IR担当の田村誠治氏は以下のように説明する。 「第4四半期は、中国のゼロコロナ政策に伴う(中国の)生産拠点および出荷拠点のロックダウンをはじめ、ウクライナ情勢等の影響により、生産・物流面での制約や、需要・販売も想定以上に減退しました。が、第3四半期までは、売上回復によって社内構造改革の効果が現れ、時計・教育・楽器のコア事業を中心に想定範囲内の売上・利益水準にて堅調に推移していたことが影響しています」(田村氏)
営業利益に影響を与えた要因。予想通りの項目が並ぶ つまり、早めに手を講じたことで、第4四半期の衝撃を吸収できたということだ。田村氏のいう「構造改革」については、これまでの「デジタルマーケティングの本格稼働」「全社EC強化」「全社DX推進」などに加え、「強い事業の成長拡大と新ジャンル立ち上げの加速」「カシオの強みを生かした選択と集中の加速」などがある。 たとえば時計事業では、G-SHOCKブランドの強化を考えるとわかりやすい。カスタムG-SHOCK販売サイト「MY G-SHOCK」や時計以外へのG-SHOCKブランド展開を図った「G-SHOCK PRODUCTS」などもこれにあたるだろう。この構造改革効果をカシオは「年間で約40億円」と見込んでいる。
関連リンク:http://supajhrt.shiga-saku.net/